“World Youth Meeting support the Sustainable Development Goals”.
参加校の国のコロナ下における現状について (2020)
フィリピンでは8月5日までにコロナウイルス感染者の数は10万を超え、死者は2104人まで報告されているようだ。3日からすでに政府がマニラ首都圏と近隣州での外出、移動制限を再び厳格化し始めた。フィリピン航空などの航空会社はマニラ発着の国内線をすべて運休するという発表があった。当然、国際線の運行拒否は継続している。マレーシアでは8月5日現在までにコロナウイルス感染者は9001人、死者は125人と報告されている。マレーシアの保険省はコロナ患者の濃厚接触者の追跡が非常に難しくなっているようだ。そこでコロナ感染症対策のアプリを導入し、記録が取れるように慎んでいる状況である。
教育面について (2020)
発展途上国ではまだまだ多くの子供が学校に通えない状態が続いている。割合的には男子よりも女子の方が十分な教育環境が整っていないようだ。途上国では若い年代からすでに本格的な重労働の仕事を始め、多くの家族が子供たちの収入も当てにしているので学校に行くお金も時間もないのが現状だ。
このような問題を解決していくのはまだまだ難しいがWYMを機会に一度真剣に向き合って考えていくことが重要になる。
日本の教育を世界各国と比較 (2020)
皆さんは世界の教育についてはどれほど知っているだろうか。今回は日本と世界を比較して知識の幅を広げてもらいたい。日本の教育制度は義務教育制度が設けられており小学校を6年、中学校を3年となっている。これが世界によって全く違う。アメリカの学校だと州によって就学義務に関する規定が異なる。日本と同じように6歳をスタートとする州もあれば7歳、8歳をスタートとする州もある。初等・中等教育の合計は12なのだが、それぞれの年数は異なって8-4年制、6-6年制、5-3-4年制などがあるなど自由な風潮が伺える。イギリスでは通常6年制の初等教育があり、5歳から7歳を対象とした前期2年(インファント)と7歳から14歳のための後期4年(ジュニア)とに区分される。後に中等教育は基本的に 11歳から始まって7年間続く。フランスでは就学前に小学校に併設されている2~5歳を対象とした幼児学校がある。義務教育は6~16歳の10年間で構成され初等教育は5年間行われる。前期中等教育は、コレージュ(4年制)が主流だ。この4年間での観察・進路状況によって日本の高校にあたる後期中等教育の諸学校に振り分けられる。この際高校入試はない。後期中等教育はリセ(3年制)及びリセ等で行われる。また、フランスでは飛び級制度が定着しており、大学に入学する年齢に制限はない。最後に中国では日本と同じ9年制の義務教育で小学校は基本6制だが、5年制、9年一貫性も存在する。入学年齢は6歳と決められているが7歳までの遅延が許可されている。中等教育は普通教育を行う高等教育(3年)と職業教育を行う中等専門学校(3から5年)に分けられている。このように一言で教育と言っても世界では形式は全く違う。こう見ると日本は案外単純な教育制度なのかもしれない。